2.猫背から起こる様々な症状ー五十肩(肩関節周囲炎)2

痛みの最中に、アイロン振り運動だとか、
壁に痛む側の手を這わせて、少しずつ上に挙げてゆく尺取虫運動だとかを指導する医師がいるのですが、
私はそんな無理な運動はする必要がないと考えています。
長年肩に無理を強いてきた結果の症状で、
身体はあえて肩に痛みを出すことで休養を命じているのだと、私は考えています。
それより、そもそもの原因となった猫背を直す努力の方が効果があると思います。
そうしないと、この五十肩は困ったことに、ダブルパンチをくらう人が大変に多いのです。
ようやく右(左)肩が治って、ほっとする間もなく、
また2〜3年間があいた後、反対側の肩が同じ症状になっていくのです。
両肩が同時にというのは極めて稀なのではないでしょうか。
私はその例を知りません。このことから見ても、原因となる猫背を直しておかなくてはなりません。

ここまでは肩口猫背が原因で、筋肉や運動神経に障害を起こす病気や症状についてお話ししてきました。
今度は自律神経への障害を見てみましょう。
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上の自律神経系のイラストは解剖学上の事実なのですが、
現代医療はこのことを全く無視しています。
どうしてでしょうか。
猫背や、後ほど詳しくお話しすることになる脊柱側弯のような背骨のゆがみが、
自律神経の障害になることはないと思っているからなのです。
背骨のゆがみから生じる病気はすべて現代医療の谷間に落ちこんでいるという事実を明らかにしていくのが、
本方の目的でもあります。


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