3.凹円背姿勢(おうえんぱいしせい)-腰痛3

次に高名な医師が、
このタイプの腰痛しか問題にしていない事実を、
腰椎後弯腰痛と対比して一覧表にしてみました。

   腰椎過前弯の注意(医師による)
1.腰を反り過ぎてはいけない
2.あお向けには寝ない方がよい
3.あお向けに寝る時は両膝を立てるか膝の下に枕を入れる方がよい
4.腰が痛い時は海老のように丸まって横寝をするとよい
5.腰かけて、へそのぞき運動をするとよい
6.足は組んだ方がよい
7.前屈体操をしなさい
8.腹ばいになるのはよくない
9.腹圧をかけて腹をへこませなさい
10.腹筋を鍛えなさい
11.水泳で平泳ぎはよくない


    腰椎後弯の注意(筆者による)
1.腰はたえず反りなさい
2.あお向けに寝て両足は伸ばしなさい
3.膝を立ててはいけない。膝ではなく腰の下に枕を入れるのはよい
4.ますます腰猫背になる。いけません
5.必要ない
6.とんでもない
7.後屈体操に励みなさい
8.腹ばい読書はよい。だが、あえてはすすめない
9.腹の縮んだ筋肉を後屈体操で伸ばしなさい。しかし腹突出しになってはいけない
10.背筋こそ鍛えなさい
11.平泳ぎ、バタフライができるように努力しなさい

いかがですか。
医師と筆者とでは、まるっきり反対の注意になっているのがお分かりでしょう。
医師の世界では、高名な医師の発言には皆、右へ習えになってしまうようですね。
私はあえて反対しているのではありません。
もう皆さんお分かりのように、全く相反する二様の腰があるということです。
私の注意は腰猫背(腰椎後背)腰痛のものであり、
医師による注意はお腹突出し(腰椎過前背)腰痛のものなのです。
どちらも、それぞれに正しい注意といえるでしょう。

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