12 "肩こりのなれの果て"はまず背骨の矯正体操から (両手の触覚麻痺)    K.Kさん(主婦・64歳)

手がしびれ姶めたのが昨年の春のことでした。
しびれは右手の指からで徐々に両手の触覚麻痺になり、
さらに悪化して右足が不安定になりよちよち歩きしかできなくなりました。
手の感覚は、熱い冷たいは分かるのですが、
物に触った感じがなく、また指は動かせるものの握力がないため、
握りこぶしが作れない状態でした。
洋服もボタンーつかけられないので、着替えも1人ではままならなかったほどです。
昨年10月頃、病院で2週間にわたる検査の結果、
「はっきりしたことは分からないが恐らく頚椎に原因があるのでしょう。最終的には手術です」
という診断でした。
手術の日までは入院していなければなりませんでしたが、
その間に紹介してくれる人があってカイロプラクティック院を知りました。
病院にカイロの話をしたところ、
「そんなところへ行けば手足はぶらぶらになり、下も垂れ流しになってしまう。
 そんな状態になってから再来院しても引き受けませんよ」
とおどかされました。
私は悩みましたが、とりあえず行くだけ行ってみることにしたのです。

カイロ院での先生の触診の結果は
「上部胸椎硬化症のため、頭を後ろに倒すことができない」というものでした。
分かりやすくいうと、
"長年の肩こりのなれの果て"だそうです。
先生は、私と同じ症状だった方の「治療体験記」を私に見せ、
手術を思いとどまるよう説得してくれました。
それでも決断ができずにいたのですが、
改めて質問した内科の先生たち(手術に関係ない)の
「手術をしてみないと分からない」という言葉で私はカイロの治療を受ける決心をしたのです。
カイロの先生からは
「頭が後ろに倒せるようにまず背中の猫背を直さなければなりません。
 それから、足が前に運べないのは、
 あなたが腰掛けた時に足を組む癖があったため
 右側弯というゆがみからきた神経障害だから、首とは別と考えなければいけません」
といわれました。
それで、先生からは背骨の矯正体操を教わったのですが、
なにしろ踏ん張る力がないものですからとても苦労しました。
家事が全くできないので、娘の家に居候を決め込み、
車で送り迎えをしてもらい、毎日のように治療に通いました。
して先生に叱咤激励されながら胸はり体操と右側弯矯正体操に取り組んだのです。

何度も繰り返しますが、その頃は手の感触が全くなく、
箸を握れない、髪を洗えない等、普段の生活がままならないほどでした。
ですから、カイロの治療を受けてもすぐ効果が出るわけではなく、
不安に駆られて、娘と「本当に信用していいのかな」と話し合ったりしたものです。
がそのうちに、まず足の力が出てきて歩きやすくなりました。
またわずかですが、手の指先に力が入るようになりました。
胸はり体操は1日10セット以上できましたが、
右側弯矯正体操は足が不安定でまだできません。
手の感覚は1日の中でも良かったり悪かったりでした。
1月初めから通い始めて3月末になって自分の手で髪を洗えるようになり、
4月初めには割り箸を握ることができるようになりました。
症状が良い方に向かっていると分かるまでに3カ月かかったのです。
5月になって歩くのには問題がなくなり、
7月初めには鉛筆を握って字が書け、
8月には包丁を使って果物の皮がむけるようになりました。
自動販売機で切符が買えて、
娘の車での送り迎えなしで治療に通えるようになった時の喜びは例えようがありませんでした。
そして、8月か9月には正常に戻るだろう
とカイロの先生に言われた時は天にも昇る気持ちでした。
私がカイロプラクティックに辿り着くまで、
針灸、マッサージ、整体、整骨、気功それに藁をもすがる思いで祈祷にもかかりました。
大学病院では手術しか治る道はないと宣告されましたが、
もし手術を受けていたら、今頃どうなっていたかと思うとゾッとします。
カイロの治療を受けてから8ヵ月、今ではほぼ完治しました。
今回の私の治療体験が少しでもお役に立てばと思います。

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