2.猫背から起こる様々な症状ー 肩こり、頭痛(筋緊張性頭痛)1

人体の基本姿勢を忘れて、猫背の弊害もいわない(知らない?)現代医療の一分野は、
これで医学かといわざるを得ません。
本書で述べてゆく病気や症状のすべてが、
原因不明であり、対症療法になってしまっている事実をお話ししてゆきましょう。

肩こり
どの部分の猫背であれ、共通した症状は首こり、肩こりです。
なぜなのかを知るためにぜひ、写真のような実験をして下さい。
頭とはこんな重たいものだという実感テストです。

どんな所でもかまいません。あお向けに身体を伸ばします。
頭だけをちょっと持ち上げて我慢して下さい。
1分くらいは辛抱してほしいのですが、肩こり首こりの方々は30秒とはこらえきれないでしょう。
この実験でいえることは、
起きている間の頭の重量は、首の後ろ側の筋肉と脊柱とで支えているのです。
もし後ろ側の筋肉まで、30秒と耐えられなかったら、人間は生きていられないでしょうね。

頭痛(筋緊張性)

[%7C]
上の写真のように頭が常に肩の前に出るようになると、
あごが上がって、首の後ろがすくむようになります。
後ろ側の筋肉は、頭の重量で無理に収縮させられているわけです。
下の写真のように、背すじを伸ばして、
頭から首にかかるくぼみの部分に、中ほど3本の指で、やわらかく揉んでみましょう。
筋肉はそんなに固くないでしょう。
今度は指はそのまま、背中をストンと丸めて、あごだけを上げてみましょう。
筋肉がグッと固くなりましたね。
その姿勢が続くと、収縮させられた筋肉が苦痛を訴えるようになります。
まずは首こりです。
長年になると首の後ろ側が痛いという感じになり、そのうち頭痛が起こるようになります。
この頭痛のことを筋収縮性、また筋緊張性頭痛といっています。
緊張型頭痛というせいか、今やこの頭痛がストレス頭痛ということになっています。
姿勢の悪さから起こる頭痛ということが医療では全く理解されていません。

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