10.カイロの先生の予言どおりに、ねこぜ姿勢から頸肩腕症候群に     R.Iさん(会社員・51歳)

カイロプラクティックの先生と知り合ったのは、
まだ何の痛みも知らない頃。出会う度に、先生から
「Iさん、姿勢が悪いですよ。
 もっと背筋を伸ばして歩かないといつか痛い目に遭いますよ」と、
真面目な警告を受けていたのですが、
なかなかそういう言葉による説得に対する感受性が鈍くて、
意識の変革には至らなかったのであります。
ところが一昨年の秋頃からだんだんおかしくなってきました。
それまで肩がこるというのは、どういう状態なのか経験がなかったので、
これはどうも世に言う肩こりらしい。そのうち治るだろう。
いやそれにしても、なかなか治らないなあ。ストレスのせいやろか。
やっぱり自分はチャランポランのつもりだけど、根は真面目なのかな、
こんなにストレスで肩がこるようでは……。
あ、腕も痛くなってきた。
電車の網棚にアタッシュケースを持ち上げるのも痛い!
同僚その他の無責任中高年男子どもは、
年やで、四十肩や、五十肩ちゃうか、何もスポーツやらんからあかんのや、
ゴルフ始めたらどや、いつでもコーチするでえ、仕事のしすぎや等々。
今思えば、人のことだと思ってデタラメばかり言いおって!
たまりかねて、カイロヘ。先生は心なしか二ッコリ笑って
「ほーら痛くなってきたでしょう」
そして、しばらくお世話になって、痛みが消えると、
 先生「痛くなくなっても、しばらく来るのですよ」
 私「はい、はい」
 と言って、結局サボッてしまいました。
 去年秋、再発! 
起きるも寝るも自分ではおろか助けてもらっても痛い。
首をちょっと左右に回すだけでも、肩、腕、指の先までピリピリして激痛が走る。
今度ばかりはこりて、カイロの先生に
徹底的に原因となったねこぜを治してもらうべく真面目に通いつめたのでした。
さすがにその後、まだまだ不十分ながら姿勢に気をつけて生きようと努力しています。
本当にカイロプラクティックのおかけと有難く思い、
今度はいろんな人に、一度行ってみろとすすめ回っていますが、
痛くなるまでは、本当に人は人の言うことをきかないものですね.


楠 徹先生からのコメント

Iさんといえば背中曲がりをすぐに思い浮かべることができるくらいでした。
いつも胃腸の不調を訴えながら丸めた背中に頭をのせ、
アゴをあげた姿勢を長年続けたため、
上部胸椎が硬化し、その可動性を失っていました。
そのため、頸椎に負担がかかりすぎ、
頸肩腕症候群と言われる痛みがでてしまったのでした。
ですから、Iさんの場合は治療は
まずねこぜ(背中曲がり)矯正から取り組むことになりました。
日常生活での姿勢注意、胸をはり呼吸を深くする習慣をつける、
特に歩行中は胸をはり、背中を伸ばし、胸から歩く、
つまり胸が鼻より前にでるように意識すること。
椅子などでの座り方、枕を低くまたは無しで寝ること。
そして、上部胸椎の柔軟性を取り戻すための
胸はり体操に励んでもらいながら、治療を続けました。
今では背中も伸び、後ろ姿から齢が消え10歳以上も若さを取戻されたようです。