2 子供の姿勢-2

<3>姿勢の悪さが子供をむしばむ
小学生で20%、中学生になると33%が肩こりを訴え、
何もしなくても疲れるという訴えが、小学生で32%、中学生で46%という調査記録があります。
ひどい猫背姿勢は、肩こりにとどまりません。
重力に逆らいすぎる姿勢は、疲労感にもさいなまれるようになります。
眼の問題もあるはずです。オスマン・サンコンの言葉が印象に残っています。
自分はアフリカにいる時は、視力は5.0だった。1km先の動物を見分けることができた。
それが日本に来たら2.0になってしまった。
2.0は日本人では遠視とされますが、近い所ばかりを見ていると視力が落ちるのは分かりきったことです。
昭和20年以前の姿勢がうるさく言われた時代は、
本を読むのもノートをとるのも最低30センチ以上離すよう先生方に注意されました。
今は眼科の医師でさえ姿勢のことをいいません。
昔は1mの竹製のものさしを、うっかり猫背になっていると先生に背中に突っ込まれたりしたものです。


かつて朝日新聞の健康欄に、12歳になるわが子の姿勢の悪さを心配した母親の相談が出たことがあります。
答えたのは有名な公立病院の院長で整形外科の医師でした。
要約すると、
「姿勢というのは千変万化するものです。運動を心がけさせなさい。
 いわゆる正しい姿勢でなくてはならないという医学的根拠は何もありません」
背骨の専門分野の医師がこうですから、他の分野の医師の関心事であるはずもありません。
事実、猫背をつくる背中の骨(胸椎)は整形外科でも治療対象にはなっていません。
そのせいといってもよいと思いますが、一度猫背になってしまったら、もう直らぬものと思っている方ばかりです。

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