8.20年来の腰痛から救われて今はテニスが楽しい  Y.Hさん(会社員・48歳)

今度ばかりは最悪で、腰痛だけでなく左足外側がしびれ、
特に足首から先が麻痺して足を引きずって歩くようになってしまいました。
それでも治療に行かず約2週間会社を休んでいました。
というのは、私の腰痛の歴史は長く、
最初に症状が出てから約20年近くなります。
整形外科では腰骨の間が狭いと言われ牽引とホット・パックでした。
それから、はり、整体をはじめさまざまな治療を受けましたが、
治らぬものと半ば締めておったのです。
しかし、休養に努めましたが昼も夜も腰の痛みで眠れず、
会社の同僚が勧めてくれたカイロプラクティックに行くことにしたのです。
駅からの道が痛む腰にはひどく遠くに感じられたものです。
しかも治療はすぐに始まらず、
背骨の触診、いくつかのテスト、それからいろいろと質問が続きました。
家での生活はイスが多いか、畳でのあぐらはしないか。
腰掛けると足を組むクセがあるはずですが、右足が上になりますか、左足ですかと
腰が痛む私には何でこれらの質問が必要なのかと思いました。
「分かりました、治ります。
 ただ、麻痺が治るまでには三ヵ月以上かかるかも知れません。」と、
こんどは説明が始まった。
「あなたの腰痛と左足首の屈曲不能の原因は、
 これまでHさんが腰掛ければ右足を組み、
 家でテレビを観る時はいつも右下横寝といった
 クセのため腰椎にでた右側弯と後弯のためです。
 ですから、足を組む、右下横寝でテレビを観るといったクセをやめ、
 日常の姿勢に注意し、治療とこれからお話する体操で
 あなたの腰椎の弯曲異常を治さないかぎり症状はとれません」
それから4ヵ月、ほとんど毎日通いました。
約一週間で痛みは薄れ始め、
その後左足の指先にも少しずつ力が入るようになり
足首も曲げられるようになってきました。
そして1年後にはテニスも普通にできるようになりました。
「悪くするのも、治すのも、あなたですよ」との先生の言葉を思い浮かべては、
日常生活の姿勢注意と腰痛予防体操に努力しながら、
月に2回カイロに通っております。

楠 徹先生からのコメント

長年の悪い姿勢習慣、足組み、右下横寝でTVを見るといった習慣のためにできた
脊柱側弯と典型的な腰椎後弯による腰痛であり、
運動神経(深腰骨神経)麻痺でした。
腰痛のほうはさほど難しいと思いませんでしたが、問題は神経麻痺のほうでした。
足の背屈(足を甲の方に上げること)ができず、足先が自然と下がってしまい、
歩行時によほど足を意識し注意しないと、すぐつまずいてしまうといった状態でした。
でもHさんはよく頑張って通院されたと思います。
「治すのだ!」という意気込みで、右側屈体操と後ろ反り体操に励まれる一方で、
日常生活でも正しい姿勢をと努力されたことが非常に治療効果を上げたと思います。

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