4.基本姿勢の実践

それでは、自分が果たして身長通りの姿勢かどうか、実験してみることにしましょう。
写真のように壁に背中を合わせて立ってみます。
 1.気をつけの姿勢で、かかとを壁につけます。
 2.両肘をやはり壁につけて下さい。
 3.真正面を見つめて、無理なくアゴを引きます。アゴを上げなくては後ろ頭が壁につかないのは、
  早くも落第です。お腹を突き出してもいけません。
 4.下目使いに見下ろしてみましょう。
  自分の鼻の頭より、男性でも胸が前に出ていなければなりません。お腹は見えません。
 5.壁につかない部分は、首、お尻をはさんで、腰の部分と、太腿です。

いかがですか。自分の身長通りのこの姿勢が楽でなくてはいけません。
お腹だけは腹圧をかけて、ギュッと引きしめて下さい。
肥満体ですと、ちょっと無理かもしれません。
治療に入る前にこの姿勢についてお話ししますと、
「じゃあ威張った格好でいいんだ」という人がいます。
誤解です。威張るというのは、態度であって姿勢ではありません。
「あいつは頭が高い」なんて言い草も、態度の横柄さをいっています。


次にもう一つ実験してみましょう。
 自分の身長通りに壁に合わせた姿勢で、
両手の平を前に向けて、耳の両脇に真っ直ぐ挙げてみましょう。
肩から指先までピッタリ壁についたら合格です。
この時も膝を曲げたり、両手を上にあげてお腹を突出してはいけません。
ひじを曲げないと指先がつかない、ひじがつかないというのは、
今現在、猫背のために、両手が真上に挙がらなくなっているのだと理解して下さい。
一日に一回は自分の身長を確認するために壁に背中を合わせる習慣をつけたいものす。
立っている時、歩いている時こそ身長を常に意識しましょう。

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