3.凹円背姿勢(おうえんぱいしせい)2

凹円背という意味は、
腰がお腹の方へ凹み過ぎると反対に背中は円くなる
という意味ですが、
腰を観察すると、腰猫背とは全く反対の腰つきであるのが分かるでしょう。
[%7C]

ハイヒールでなくても、この姿勢になりやすいのは、腕組みのクセです。
お腹を引っ込めて腕を組めば、威勢のいいポーズにもなるのですが、
無雑作に腕組みのクセがつくと、
写真のように、突出したお腹の上に両腕を乗せ、背中は猫背になります。
この姿勢が長年に亘って体型化すると、あお向けに寝にくくなります。
先ほどのヒザの実験と同時に腰も検査しましょう。
ヒザ裏も浮くが、腰の下に手を入れてみると、腰が浮いていませんか。
前項の腰猫背の方々が床につくのは当たり前ですが、
正常な弯曲の方も床にピッタリと着くものです。
それが、手の平が入る程度に床から腰の部分が浮き上がる、
極端な場合、拳が入るかもしれません。
背中も相当に丸まっているのが分かるのです。
次に腰骨を触診してみましょう。
腰かけて尾骨重心に腰をストンと落としてみましょう。
その状態でへそ裏を探ってみます。
背骨が両側の筋肉より凹んでいるはずです。
太った方だと、背骨が探りにくいほど、お腹の方に深くうずもれているでしょう。
腰猫背とは全く反対の腰、
つまり腰猫背では、腰椎の前司が反対の後弯にひっくり返った状態なのに、
こちらは前弯が過度になった状態にあるわけです。
この腰を自覚する方々は、腰の前屈体操をやっても、
床に両手がつくというわけにはいきません。


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3.凹円背姿勢(おうえんぱいしせい)1

分かりやすくいえば、真ん中猫背の腹突出し姿勢ですね。
日本人に少なくて欧米人に多い姿勢です。
[%7C]

写真でご覧のように、一見バランスのとれたいい姿勢に見えるのですが、
身長通りではありません。
齢をとるほどに体型化(柔軟性を失くすため)しやすく、
5センチも身長が縮むことさえあります。
この姿勢になりやすい代表として、ハイヒールでの姿勢を検討してみましょう。
素足であるのが自然であるとすれば、
極端に爪先立つのですから、不安定な姿勢といえます。
前にのめりそうな姿勢のバランスをとるためにお腹を出します。
お腹を突出した姿勢は、背中を丸めることで、
さらなるバランスをとるために、この姿勢ができ上がるのです。
ハイヒールを履く時とは限りませんが、
お腹はいつも引き締める習慣をつけたいものです。
欧米人の女性の歩き方が颯爽として見えるのは、膝が伸びているからなのですが、
街中でハイヒールの女性を観察してごらんなさい。
お腹でバランスを取るのではなくて、
膝を曲げることでバランスを取っている女性の多いこと。
膝を曲げっぱなしで歩く姿は、おかしい以上に、
加齢と共に膝関節に変形をもたらす悪いクセになります。
ハイヒールが身についていない歩き方ともいえるでしょう。
自分か膝を伸ばしているかどうかは、
畳のような固い床の上にあお向けに寝てみると分かります。
膝裏が床に密着していればよろしい。
膝裏が床から浮き上がるのは、膝を曲げっぱなしで歩いているために、
膝裏の筋肉が縮んでいるのです。
歩く時はもちろん、立った時は意識して膝を伸ばしましょう

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2.猫背から起こる様々な症状ー椎間板ヘルニア・坐骨神経痛3

しかし、椎間板ヘルニアになったら、自分で治す方法は全くありません。
手術はしたくない、どんな痛みにも耐えるから治してほしいと、
すでに治った方からの紹介で、年に5〜6人の方が辿り着いて見えるのですが、
私も脂汗を流す覚悟が要ります。
ヘルニアを少しずつ押し返してゆくのですが、
じっとしていても痛いのですから、痛みなく治療というわけにはいきません。
お互に治そう、治ろうの痛みを分けあって、
激痛がなくなるまでに約2週間、
完全に治るまでには、ほぼ毎日の治療で平均3ヵ月かかります。
長年の経験と技術がなくては治せるものではありません。
このブログでは、あくまで姿勢から原因を知って、
自ら予防し、自ら治すのが目的で書き進めているのですから、
お話から怖さを知っていただき、いつも自分の腰骨を撫で下ろしてみましょう。
腰猫背から椎間板ヘルニアに至るのは、
両側の背筋より、腰骨の方がうず高く触れる人です。
正常な脊柱は、どんなに腰を曲げて触診しても、両側の背筋と同等の高さか、
少々くぼんでいる状態にあるべきだと知っておいて下さい。
長時間のあぐらや、腰かけ姿勢の後は、後屈体操を励んでおく必要があります。
前屈体操はほどほどにして、励んではいけません。

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2.猫背から起こる様々な症状ー椎間板ヘルニア・坐骨神経痛2

ヘルニアは第四、第五腰椎で起こりやすく、
はみ出た椎間板が、坐骨神経の根元に触れるために、
激痛が走り、歩くこともできない痛みが左か右の片足を襲うのです。
横になっても痛みを避ける体位がなく、眠ることさえできません。
鎮痛剤は全く効きませんし医療では手術しかありません。
触診を全くしないレントゲン財界の医療では、椎開板ヘルニアをこう説明しています。

 25歳を過ぎる頃から、背骨は老化し始める。
 そうすると、椎間板にヒビ割れが生じる。
 そのヒビ割れに沿って、
 髄核(注:椎間板をまんじゅうにたとえると、アンコにあたるのが髄核で、ゼリー状の物質)が流れこみ、
 それがある日ヘルニアを起こすのだというのです。

こんな説明では予防法も何もあったものではありません。
こんな単純な説明で納得できないことは患者さん自身が知っています。
自分で触診できることなのですから。
へそ裏あたりの背骨を撫でてみると、
後ろへ反れなくなった背骨がゴボゴボと両側の背筋より、うず高くなっているのが、
素人でさえ触診できるのです。


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2.猫背から起こる様々な症状ー椎間板ヘルニア・坐骨神経痛1

腰椎が後弯になったための腰痛は慢性化しやすく、
何かすれば、また痛くなるのではないかという恐怖心のために、
行動力がにぶり、ますます座ってばかり、腰かけてばかりの悪循環になりがちです。
そうした人たちの中から、椎開板ヘルニアにまでなる不幸な人が出てくるのです。

良かったり悪かったり、1年2年と間隔はあるにしても、
長い長い腰痛歴の果であることを理解しておく必要があります。
腰猫背の段階で、それと知って直してしまっておけば、あり得ない症状なのです。

イラスト1のように正常な腰椎では、
椎間板はお腹の側にふくらんだ状態にあります。
椎骨と椎骨を直接つなぎ合わせる前縦靭帯と後縦靭帯という強靭な結合組織に守られていて、
私たちが腰を前屈すると、

2のように後方にふくらみます。
つまり、私たちの前後左右の運動に応じて、
ふくらんだりつぶれたりの役目をたえず繰り返してくれるのが、
椎間板という軟骨の役割といえるでしょう。

ところが、何度も述べているように、
長年の腰猫背姿勢を続け、その上に前屈体操ばかりに励んでいると、
背中の側にふくらみ切った部分の椎間板は、柔軟性を失くして固くなってゆきます。
(後ろに反りにくくなる)
そうしてある日から、後縦靭帯を押し破る格好で椎間板が、
神経が通る側にはみ出し(ヘルニア)はじめるのです。
どちらか片側のお尻から太腿にかかるあたりにしびれが出だしたら危険信号です。
しびれはやがて痛みに変わり、ふくらはぎからかかと、親指へと痛み出すと最悪です。

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2.猫背から起こる様々な症状ー腰痛2

この腰痛は、全く身動きのつかない腰痛にまで辿り着くことがあります。
休んで寝転がっていれば楽になるのですが、忙しいとそんなわけにはいきません。
1日目、2日目と痛みが募り、3日目には痛みのために、ついに動けなくなってしまい ます。
ただ、こんな激しい痛みに、いきなり襲われることはありません。
軽い痛みならこれまでに何度も味わっているはずです。
またこの腰痛ほど天気に過敏なものはありません。
雨の予報なら気象庁より正確だという人もあるほどに、
冷えと湿気に過敏に反応して具合が悪くなるのです。
この腰痛を自覚する皆さんは、
まず、座ったり、腰かけたりする時には充分気をつけなければなりません。
足は絶対に組まない。
腰をストンと落とす(腰猫背)姿勢を、たえず身長通りの姿勢に戻す。
背もたれが斜めに倒れた椅子は避ける。
畳の生活だったら、あぐらと正座をたえず繰り返して、腰の前弯を取り戻す努力をする等々です。
そうして写真のように、後屈体操が楽々とできるようになるまでは、
前屈体操はやらないようにしましょう。

自律神経の障害としては便秘が起こります。
後屈体操に励みましょう。
大抵の方が治ってしまうのですが、もう一つ大事なことかあります。
若い時から便通を習慣づけている人ならこの腰になっても、便秘になりにくいのです。
朝ご飯を食べたら、その後すぐに便意を催すのが神経の正常な働きです。
この神経の働きを胃結腸反射といいます。
胃袋に食物が入ると、反射的に大腸の蠕動運動(先送り運動)が起こるのです。
便秘の人は、この神経が働かなくなってしまっています。
ですから、この神経の働きを取り戻すためには、
後屈体操に励んで、朝食後に10分〜15分、トイレでいきんでみる努力をする必要があるのです。
少なくとも10日間くらいは毎日努力しましょう。
便秘は断然女性に多いものです。
会社勤めのうちは、まだ出勤前にという習慣があるのですが、
家庭に入ると、いつでも行けるという安心感からか、習慣づけを忘れてしまうんですね。
朝食を食べない習慣なら、昼食、また晩ご飯の後というように食後に習慣づけましょう。


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2.猫背から起こる様々な症状ー腰痛1

腰が痛い時ほど情ない思いをすることはないでしょう。
肩や腕が痛むのは情ないというより不愉快で、いらいらするものです。
腰猫背が長年の姿勢になると、
腰がだるい、疲れるという感じがするようになるものです。
長時間の腰かけ、あぐらの後、立ち上がった時にスッと腰が伸びない、
よいしょっといいたくなるのが危険の兆候です。
これは腰椎の後弯が、すんなりと前弯に戻りにくくなる現象のはじまりなのです。


ある日から痛むようになります。
痛みは腰全体です。
後ろには反れない(反りにくい)腰になっているのですが、
自分ではそんなものだくらいの自覚しかないでしょう。
整形外科に行くとします。医師は腰の触診をしません。
レントゲン撮影後の説明では、骨と骨(椎骨と椎骨)の間が狭くなっているといわれるぐらいです。
つまり椎間板がイラストのように薄くなっているように見えるのです。

なぜそうなったのかは、レントゲンの写真だけ見ていたのでは分かりません。
触診すればすぐにでも分かることなのですが。
腰を前屈してごらんなさいとはいわれても、後屈してみなさいとはいわれないはずです。
医師は、前弯が過度のための腰痛はあっても、その反対の腰痛には理解がないのが一般的です。
この時点で、医師にも患者にも原因不明の腰痛になってしまうのです。
治療法は狭くなった部分を拡げるための牽引療法、注射、クスリでしょうが、
その場限りで楽になっても、仕事場で長時間腰かけていると、また痛くなってしまうのです。
医師に指示された前屈はさして痛くもないのに、なんで痛いのかなあ、
そんなこんなで、医療を諦めた皆さんが、さまざまな治療院めぐりを始めることになるのです。

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