2.猫背から起こる様々な症状ー腰痛2

この腰痛は、全く身動きのつかない腰痛にまで辿り着くことがあります。
休んで寝転がっていれば楽になるのですが、忙しいとそんなわけにはいきません。
1日目、2日目と痛みが募り、3日目には痛みのために、ついに動けなくなってしまい ます。
ただ、こんな激しい痛みに、いきなり襲われることはありません。
軽い痛みならこれまでに何度も味わっているはずです。
またこの腰痛ほど天気に過敏なものはありません。
雨の予報なら気象庁より正確だという人もあるほどに、
冷えと湿気に過敏に反応して具合が悪くなるのです。
この腰痛を自覚する皆さんは、
まず、座ったり、腰かけたりする時には充分気をつけなければなりません。
足は絶対に組まない。
腰をストンと落とす(腰猫背)姿勢を、たえず身長通りの姿勢に戻す。
背もたれが斜めに倒れた椅子は避ける。
畳の生活だったら、あぐらと正座をたえず繰り返して、腰の前弯を取り戻す努力をする等々です。
そうして写真のように、後屈体操が楽々とできるようになるまでは、
前屈体操はやらないようにしましょう。

自律神経の障害としては便秘が起こります。
後屈体操に励みましょう。
大抵の方が治ってしまうのですが、もう一つ大事なことかあります。
若い時から便通を習慣づけている人ならこの腰になっても、便秘になりにくいのです。
朝ご飯を食べたら、その後すぐに便意を催すのが神経の正常な働きです。
この神経の働きを胃結腸反射といいます。
胃袋に食物が入ると、反射的に大腸の蠕動運動(先送り運動)が起こるのです。
便秘の人は、この神経が働かなくなってしまっています。
ですから、この神経の働きを取り戻すためには、
後屈体操に励んで、朝食後に10分〜15分、トイレでいきんでみる努力をする必要があるのです。
少なくとも10日間くらいは毎日努力しましょう。
便秘は断然女性に多いものです。
会社勤めのうちは、まだ出勤前にという習慣があるのですが、
家庭に入ると、いつでも行けるという安心感からか、習慣づけを忘れてしまうんですね。
朝食を食べない習慣なら、昼食、また晩ご飯の後というように食後に習慣づけましょう。


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