2.猫背から起こる様々な症状ー椎間板ヘルニア・坐骨神経痛1

腰椎が後弯になったための腰痛は慢性化しやすく、
何かすれば、また痛くなるのではないかという恐怖心のために、
行動力がにぶり、ますます座ってばかり、腰かけてばかりの悪循環になりがちです。
そうした人たちの中から、椎開板ヘルニアにまでなる不幸な人が出てくるのです。

良かったり悪かったり、1年2年と間隔はあるにしても、
長い長い腰痛歴の果であることを理解しておく必要があります。
腰猫背の段階で、それと知って直してしまっておけば、あり得ない症状なのです。

イラスト1のように正常な腰椎では、
椎間板はお腹の側にふくらんだ状態にあります。
椎骨と椎骨を直接つなぎ合わせる前縦靭帯と後縦靭帯という強靭な結合組織に守られていて、
私たちが腰を前屈すると、

2のように後方にふくらみます。
つまり、私たちの前後左右の運動に応じて、
ふくらんだりつぶれたりの役目をたえず繰り返してくれるのが、
椎間板という軟骨の役割といえるでしょう。

ところが、何度も述べているように、
長年の腰猫背姿勢を続け、その上に前屈体操ばかりに励んでいると、
背中の側にふくらみ切った部分の椎間板は、柔軟性を失くして固くなってゆきます。
(後ろに反りにくくなる)
そうしてある日から、後縦靭帯を押し破る格好で椎間板が、
神経が通る側にはみ出し(ヘルニア)はじめるのです。
どちらか片側のお尻から太腿にかかるあたりにしびれが出だしたら危険信号です。
しびれはやがて痛みに変わり、ふくらはぎからかかと、親指へと痛み出すと最悪です。

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