1 猫背三態3ー腰猫背
胸椎の10番から腰椎にかけては、前弯しているのが正常です。
それが反対の後弯にひっくり返った状態です。
座ればあぐらばかり、腰かければ足を組む、
足は組まないが、腰を常に尾骨重心にストンと落とすクセのある方々です。
この状態の背骨は自分で探ることができます。
腰かけて腰を落とした状態で、両手指先でへそ裏あたりの背骨を触ってみましょう。
少し上の方から下へと撫で下ろしてみます。
背骨が両側の筋肉より高くなって、ゴボゴボしていませんか?
正常な背骨では、
腰を落とした状態でも、両側の筋肉と平行の高さか、少々くぼんだ状態にあります。
今度は尾骨から両坐骨に体重を移す姿勢で腰を伸ばしてみましょう。
そうして両指先で触診してもらう。
もう一度背骨を撫で下ろしてみます。
背骨が両側の筋肉よりくぼんで、ゴボゴボがなくなり、スーッとなで下ろせたらまだ心配ありません。
柔軟性が失われていないので予防段階にあるといえるでしょう。
腰猫背を自覚した方は、もうすでに腰痛の経験者かもしれません。
自分の猫背がどうなのか予測を立てて、写真のようにうつ伏せになります。
固い床の上がいいでしょう。
顔だけ左右どちらかに向けて、ほおは床につけておきます。
この状態で背骨を触ると、その人の姿勢のクセまで分かります。
猫背部分は両側の筋肉より背骨の方が高くなっているものです。
その猫背部分が肩に近いか、背中の真ん中あたりか、
先程の腰猫背の方々はへその裏あたりの背骨が、この状態でもゴボゴボもり上がっているものです。
触り方は、右利きの人なら寝た人の左側に位置して、
右手人差指と中指の2本で上から下の方へゆっくり撫で下ろすのです。
左利きの人なら反対です。
何度も何度も撫で下ろすうちに、どこが頂点か分かってくるでしょう。
へそ裏あたりかな、みぞおちの後ろじゃないのとか見当をつけておいて、
今度は背もたれのないところに腰かけてもらいます。
そうすると、さっき見当をつけた部分がさらにゴボゴボとなっていることが分かります。
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