4.クモ膜下出血の疑いといわれた家内の症状が首の治療だけで解消  K.N(会社社長・57歳)

私は学生時代からカイロプラクティックというものに関心は持っていました。
それが、ほんとうにお世話になったのは、
家内が激しい頭痛を訴えて2,3回倒れてからです。
ある年の暮れ、また家内が倒れて、私は出張先から急きょ帰ってきました。
もう唇は紫色になるし、眠の下にはまっ黒なクマができるし、
もちろん顔色はまっ青です。意識ももうろうとして、それはひどい状態でした。
そんな時に、大学の友人でカイロプラクティック院を開業している甲木君から
「クラス会を開くから出てこいよ」という電話がかかってきたのです。
「ワイフがこれこれの状態で」と説明して出席を断わると、
「そんなの病気じゃないよ」という答えです。
家内はまっ青になって倒れているのに、そんなセリフはないよ、と思いました。
しかし、甲木君は熱心に来院するよう勧めてくれるので、
半信半疑のまま家内を抱きかかえて車に乗せて連れていきました。
すると「やっぱりそうだ」とつぶやきながら、
甲木君は家内の首の後ろを持ってゴキゴキとやっています。
たちまち家内の唇がまっ赤ないい色になり、頬にも血がさして、
まさに"血液が通った"という顔になったのです。
意識もしっかりと戻り、帰りは車まで歩いていくことができました。
信じられないような光景を目の前で見せつけられた思いです。
なにしろ大病院での診察の結果は
クモ膜下出血の疑いがあるから入院していただきましょう。
 たぶん、手術することになると思います」といわれていたのですから。
「こんな程度の骨のズレが、今の医学ではなかなかわからないんだよ」と、
甲木君は説明してくれました。
家内の場合、肩がこったせいで首がコリコリになり、
そうこうしているうちに骨がズレて、
それと同時に血管を引きずってしまったのだそうです。
ズレた骨が血管を圧迫してしまったため、
脳のほうに血液が回らなくなったというわけです。
生気の戻った家内の顔にホッとしている私に、
「ついでにお前もみてやる」と甲木君。
ベットにうつ伏せに寝たら、「寝姿が右側わんに歪んでいる」といわれました。
両足をつかまれて「これがまっすぐだ」と姿勢を正されたのですが、
その時の実感は"く"の字になった気分でした。
それだけからだが曲がっていたのでしょう。
それに、すごいねこぜも指摘されました。
「お前、こんなひどいねこぜでよく平気でいられたな。
 このまま過ごしていたら、心臓に負担がかかってポックリいくかもしれないよ」
といわれました。


それ以来、ねこぜにならないよう気をつけています。
カイロプラクティックには夫婦して命を助けられた、というところです。
その後、家内はとても元気で、ときどき、アレッと思ったようなときには
すぐにカイロの治療を受けています。
私のほうは、それから三回ギックリ腰をやりましたが、三回ともすぐに治りました。
胸はり体操やねこぜ矯正体操の指導を受けてからは、
ちょっとした時間をみつけては励んでいます。
背もたれの高い椅子があると、それを使って胸はり体操をやるという具合です。
一度に10回、朝晩必ずやっています。
もうギックリ腰にもならない自信があります。
私は具合の悪そうな人をつかまえては、
カイロ治療で教わったことをPRして回っています。
「できる限り大きく息を吸って、
そのままの姿勢をずっと保っていけば絶対に健康になるから」と説いて、
いろいろな人に喜ばれています。
正しい姿勢が健康を保つうえでどんなに大切か、
そうしてみて初めてわかるのだと思います。
甲木君は、背骨の歪みから起こるさまざまな苦痛は
クスリでは治るものではないと、教えてくれました。
たとえば、ポンコツ車のパーツを取り替えると、あちこちにガタがくる。
それと同じで、医者が病気をつくりだしているというのです。


"医は仁術だ"という言葉があります。
クスリなんかに頼らずに、自分の力で病気を治し健康を取り戻そうという
カイロプラクティックこそほんとうの仁術だと思います。
人を助けていると思いますね。
カイロの治療を健康保険でやれるようになれば、
もっとたくさんの人が助けられるでしよう。
医療費が年々増えているのは、多分クスリ漬けのせいでしょう。
クスリに使われている費用をカイロに回して、
自分の力で病気を治すよう教えられたら、こんなにすばらしいことはないと思います。


甲木寿人のコメント
肥満体のねこぜは要注意です。
Nさんのねこぜ部分は、高枕ねこぜともいってよい肩口(上部胸椎)でした。
この部分からは心臓を緊張させる交感神経が分かれ出ている部分です。
内科的には、コレステロール中性脂肪だ高血圧だ
といった方面からの注意がなされるのですが、姿勢の注目がありません。
肥満体のねこぜでは、動悸息切れの訴えが起こるようになります。
ねこぜの皆さんはふだんの呼吸が浅いことに気づかなくてはなりません。


酸素不足が常態になると、
特に肥満体ではちょっとした階段の昇りでさえ息切れが起こる中で、
狭心症の発作が起こるようになります。
ニト口舌下錠(発作止めのクスリ)を肌身はなさずの方々も、
歩く時階段を昇る時(とくに食後は)自分の歩調に呼吸を合わせる訓練をしたいものです。
1歩目2歩目は吸う吸う、3歩目4歩目は吐く吐くで呼吸を深めます。
そうして胸はり体操に励み、
枕がなくてもあお向けに寝られるほど、ねこぜを治せば、
ニトロは不要になるでしょう。
職場での緊張や過労になりがちな方々はなお一層の注意が必要でしょう。
Nさんが枕をしなくて寝られるまでになったことは、
心臓発作や上肢(肩から指先まで)のさまざまな障害の予防になったことは
疑いもありません。

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