2.猫背から起こる様々な症状ー肋間神経痛

胸椎は12個の椎骨が積み重なるのですが、
ご承知のように、左右12対の肋骨が組み合わさっている部分です。
さらにこの肋骨にはイラストのように12対の肋間神経(胸神経)が肋骨に沿って胸に回っています。

各肋骨の間には、呼吸に合わせて胸郭を拡げたり狭めたりする筋肉(肋間筋)が
内側、外側と二重に張りめぐらされています。
神経はこの筋肉の働きを支配しているのですが、
猫背のために、この神経が障害を受けると、肋間神経痛が起こります。
左右どちらか片側ですが、どの神経が障害を受けているかで痛む部位は人によって違います。
深い息ができない痛みが、背中から胸に回ります。
走る痛みといってよいでしょう。
深い息も痛みますが、動作でも痛みます。うつ伏せに寝ることはできません。
咳やくしゃみが恐ろしく響きます。
経験がないとピンとこないものですが、痛いものです。
これぐらい猫背を反省させられる痛みはないでしょう。

この痛みがたまたま左の胸だったりすると心臓かとあわてる人がいるのですが、
脈はちゃんとあるし、脂汗が出るような苦しみとは違うのです。
1週間ほど我慢すると、ひとりでに治ってきます。
そうしたら二度とならないように、猫背直しに取り組みましょう。

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